政策保有株式に係る対話内容

当社は2021年2月現在、約31億円もの政策保有株式を保有しており、これには株式会社横河ブリッジ(以下「横河ブリッジ」といいます。)、極東開発工業株式会社(以下「極東開発」といいます。)の株式も含まれます。

ワキタは有価証券報告書において、「取引関係の維持・強化」を目的に両社の株式を保有していると主張していますが、横河ブリッジの髙田社長、極東開発の藤本総務課長はこれを否定しています。しかし、ワキタの成山執行役員はこのような両社長の発言を知ってなお、「取引関係の維持・強化を目的として株式を保有している」と主張しています。

弊社としては、政策保有株式は一切保有するべきではないと考えております。しかし、ワキタの開示に則り、あえて「取引関係の維持・強化」の観点から政策保有株式の効用を検討しました。そして、「取引関係の維持・強化」が取引先の代表者に否定されてなお期待できるものとは到底考えられず、ワキタ経営陣は政策保有株式について適切に判断することができていないと考えております。そのため、一定の基準に沿った政策保有株式の売却を提案します。 (政策保有株式に関する弊社の意見はこちらをご参照ください)

弊社と横河ブリッジ/極東開発の対話内容

弊社
政策保有株式として横河ブリッジ/極東開発の株式を保有する企業が、その株式を売却すると取引関係に影響が有るのか
横河ブリッジ
髙田社長
他社が当社の株式を持っていることに対しては、当社はコメントできる立場にない。当社からどうこう、というのは考えていない
極東開発
藤本総務課長
取引関係を悪化させるようなことは考えていない。世の中のルールで株式保有の有無を理由に取引について言ってはいけないとなっている

弊社とワキタの対話内容

弊社
ワキタは有価証券報告書において、横河ブリッジ株式を「営業活動における取引関係の維持・強化のため保有しております。(略)」と開示しているが、横河ブリッジはコーポレートガバナンス・コード補充原則1-4-①をコンプライしていることに加え、ワキタによる株式保有と取引の関係性を否定している。ワキタの有価証券報告書における記載は誤りではないか
ワキタ
成山執行役員
当社は取引関係の維持・強化を目的として横河ブリッジの株式を保有している。
横河ブリッジの株式をどのような目的で保有しているかは、当社の考え方であって、横河ブリッジの発言内容とは関連性がない